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ソーダ灰とは石鹸の表面につく白い粉のことです。
秋から冬の気温が低い時期など保温中の温度が低かったりすると、空気に触れている石鹸の表面につきやすくなります。害はないそうですが、気になるのであればその部分だけ切り落とせば大丈夫、とは言っても、ソープモールドを使った石鹸はそうもいきませんよね。フタを開けてみたらビッシリ、ソーダ灰が…。とくにプレゼント用に考えていたのであれば泣くになけません。その対策として……。

石けん生地が空気に触れるのを防ぐ。


簡単に言うと空気を遮断してしまえば良いのですがその方法としてモールドの上に何かシートを被せて空気が触れるのをできるだけ防ぎましょう。


同じ保温箱(カイロを入れて保温)に、空気を遮断したものと何もしなかったものを一緒に入れて実験してみました。使用したものは一般的な透明プラスチックシートです。(これはホームセンターなどで取り扱っていると思います。)空気を遮断した方は、まったくソーダ灰はみられませんでしたが、しなかった方は真っ白になってしまいました。

注)はみ出さないように(出来上がりの石鹸にバリがでないように)石けん生地は1mm〜2mmほど少なく流し込んでいますので、生地とシートの間にまったく空気がないわけではありませんがはっきり違いがでました。

●身近にあって代用できるシートは?

クッキングシート、牛乳パック、ラップ〜他にも考えれば色々ありますが、この3つを使って実験をしてみました。

1)クッキングシート ……………………………………………………………

固定するのにセロハンテープを使ったのですが、クッキングシートにテープが付きにくく、簡単にはがれてしまいます。結果はあまり密封できてなかったらしくほんのうっすらソーダ灰が見らました。(右)そんなには気にならない程度ですが保温状態が悪いと、ソーダ灰がもっとついてしまうかもしれません。
2)牛乳パック …………………………………………………………………

牛乳パックは扱いやすく、結果ではソーダ灰もほぼ見られませんでした。最初からセロハンテープで固定しておき、注ぎ終わったらパタンと閉じれてとても楽です。
3)ラップ ………………………………………………………………………

ソーダ灰はまったく見られません!石けん生地にラップがつかないようにピンと張らせようとしても、ついたるんで石けん生地がついてしまいました。(不器用です^^;)ラップを取ったあとはこんな感じです。裏面のボコは慣れととともにクリアできるはず。キッチンに常備してるラップ、やはりこれでしょうか。

身近にある素材の中では、ラップと牛乳パックがお勧めです!シートを被せることによってソーダ灰を防ぎ、しかも熱も逃がしにくい効果がありますのでぜひ試してみてください。




石鹸作りに必要な苛性ソーダは薬事法で「劇物」に指定されています。
取り扱いには細心の注意をされますようお願いいたします。目を保護するゴーグルやゴム手袋なども忘れずに、石鹸作りを楽しんでください。



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